【ホラー】都市伝説物語 ひきこ

ゆるいシネマ

 

そうだ。
あの日も、こんな風に雨が降っていた……
陰鬱な雨雲が覆う空から降り続く雨の中、あいつは居たんだ。
あの場所で……××を引き摺って……

 

ざっくりしまくった作品概要

監督:奇志戒聖
公開:2008年
上映時間:40分
視聴可能サービス:Amazonプライム(2021年10月現在)

 

何となくな感じのあらすじ

同窓会に出席するため、沢村聡は懐かしいこの町へと久しぶりに戻ってきた。
当日はあいにくの雨。
以前住んでいた団地はあの頃と変わらないままそこに在る。
少しずつ思い出すのは小学校3年生の頃の記憶だ。
そう。あの時の事は未だに鮮明に覚えている。
隣に越してきた【妃さと子】。彼女は色んな意味で特別な女の子だったのだ……

 

どんな印象だった?

思ってた以上に胸くそ悪い印象と、ひきこさんがじわじわ恐怖を煽ってくるのが良い感じだった!

結構面白い映画でした。

 

ネタバレ考慮無しの感想

フルCGで作成された アニメーション映画なこの作品。

どうもデジタルリマスター版とかは無いらしく、 全体的にぼやーんとしている映像になっている。の、だが。これが割と不鮮明画像でホラーっぽくて良い感じ。

CGはPS2くらいの3Dクオリティって感じなので、ちょっと 表情や動きが不自然になったり、体のバランスがちょっと悪かったりするけど、でもそれも味になってて雰囲気がある。

内容としては、主人公が小学校3年生の時、短い期間だけ体験した不可解な出来事を振り返っていくという流れになっていて、冒頭からひきこさんが全力で追いかけてくる。

ってか…………

ひきこさんめっちゃ足はえぇぇえっっっっ!!!!

足引きずってんだよな?あんた??
でもなんでそんなに俊足なんだよ????
幾ら歩道橋が長いからって、河川敷から道路までちょっと距離あったじゃん?
なのに、もうそこに居んのなんで!!?!

な、衝撃のスプリンターひきこから必死に逃げまくると言うスリリングな冒頭シーン。

いや、すまん。
微妙なポリゴンだからあんまコワクナイだろって舐めてたの素直に謝る
土下座する。

めっちゃこぇええええっっっっっ!!!!

思わず口からヒィッて変な悲鳴出たよ。
こういう不意打ちって卑怯だと思うんですよー。卑怯だ卑怯。
だって、河川敷から振り返って「オ・マ・エ・ダ」ってやったときはまだ普通にカワイイなーって微笑ましく見てたんだ。
それがよ?
階段駆け下りたら直ぐそこですぜ??
焦るって!! 普通に!!!

そっから全力で走って団地の自分の家に飛び込むまで、振り返ればひきこの恐怖。
しかも、ずりっずりっていう移動なのに、いつお前瞬間移動してるんだよ?ってくらいどっかにいるあのシルエット。
中々良い感じに恐怖を煽るところが実に小憎たらしいデスネ。
言葉らしい言葉も無く、ずっと「アアアアアアアア」なのもとても卑怯。

で、そんなひきこさんとの楽しい追いかけっこが続くのかと思ったら、突然現れた謎の女の人。
何か…………このオバサン怖い…………。
ってか何でこんなにガツガツ食いついてくるんだ???
ドアの隙間から目線を合わせるためにしゃがむのは良いけど、なんで横90度の角度で目線合わせてくるんだよ。ひきこよりこえぇえよ、あんた!
なプチホラーを経て、このお話のヒロインである妃さと子ちゃんとの初対面なわけですよ。

さと子が転校してきてから、 話はひきこよりもさと子のいじめ問題がメインの内容になっていくわけだけど、ところどころにひきこ!!そっと寄り添うひきこさん!!!

ひきこさん、主人公の事どんだけ好きなんだよ。
こんなに熱い視線を送りまくってるのに全く気付かない聡少年。ひきこ、ガンバレって思わず応援したくな……らなかった。

で、シナリオはさと子ちゃんのイジメや家庭内虐待にフォーカスされていくわけなんだが、実に陰湿でしてね。

いじめっ子×2は露骨、教師は見て見ぬ振りどころか迷惑って言い切る、母親は何に対して不満があるのかずっと苛立ってる。

とても分かりやすい感じの不幸が盛りだくさんの状態で、さと子ちゃんは学校に来れなくなってしまう。

そんな時、「お前、これ妃に届けてやれ」と教師から渡された プリントを切っ掛けに、聡少年とさと子ちゃんの距離は急激に縮まるわけですよ。(ホントは子猫を切っ掛けにだけど)

…………ってかあれ?

ひきこさん、どこ行った????

ちょっと存在忘れられ始めたひきこさんは今いずこ?

ここから暫くは、ひきこさんお休みターンで、さと子ちゃんと聡メインで話が進む。
とは言っても、尺が40分しかない話なんでね。サクサク進むよね。
で、訪れる運命の時。

子猫がぁあああっっっ!!!

さと子いじめるために子猫にそこまでするか!?と。

動物虐待、ダメ、絶対!!

そして担任登場。気付いてないのか気付いてるけど無視してるのか分からない担任は、いじめっ子をどうこうせずに、さっさと帰れよで帰宅。
ってかあんた、この団地に何しに来たんだ???
まさか…………不倫か???

で、何故か今度は担任がひきこのターゲットに。
団地でにこやかに手を振った愛しい彼女ではなく、 どう考えてもバッドエンドまっしぐらなヤバい女がストーカーになってるし。
5階の自宅までエレベーターで上がるわけだけど、お約束通りに毎回止まるエレベーター。そして近付くひきことの距離。

これは……捕まったら即あの世逝き確定コースってやつですな!

その後、いじめっ子二人も姿を消し、さと子は他の学校に転校していって…………
回想終了。現実がコンニチハ。

で、やってきたのが同窓会会場。
そこで聡はさと子のことを聞く訳なんだけど…………

ここで大きくひっくり返される…………だと!?

そして怒濤の勢いでラストまで全力疾走になるわけですよ。

 

ってかちょっと待って。

え?

ひきこ…………何だってぇぇっっ!!?

で。最後は引き摺られて目撃して終わり。

そ……そうなるか。
この展開はちょっと予想していなかったから、良い意味で裏切られた(2回目!!)

というわけで、何となく見たこの映画だけど、予想以上に面白かったです。

どうでも良いけど、ひきこさん。アンタあんな足でよくあのスピード出るな。流石怪異。ひと味違うぜ…………

映画が終わっても映像続くから、スタッフロールもしっかり見ようぜ!

因みに、猫はちゃんと助かったみたいです。良かったねー、猫ちゃん。

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